自営業者にとって不安なのは老後ではないでしょうか。
会社勤めの方と違い、厚生年金を受給することができないためです。
自営業者はそもそも退職年齢が定められていませんので、退職金も
考えていないという方がほとんどになるでしょう。
フリーランスな働き方を選択する方も増えている現在で知っておくべき
自営業者と厚生年金について説明していきます。
そもそも厚生年金とは毎月収入から約9.8%程度を給料から天引きして
支払うこととなるもので、国民年金とは別です。
厚生年金に加入していない方が高齢になり年金生活を送る際に受け取るのが
老齢基礎年金と呼ばれるものですが、厚生年金に加入している場合には
老齢基礎年金+老齢厚生年金を受け取ることが出来るのです。
よく厚生年金を二階建てと表現する方がいますが、これは2つ年金を
受け取ることが出来るという意味になります。
タイトルにある通り、自営業者は厚生年金に加入することが出来るのか?
と、言う問いに対する答えはノーです。
自営業者は厚生年金には加入することが出来ません。
そのため厚生年金を受給する資格はありません。
しかし、自営業者は厚生年金に似た制度を利用することが出来ます。
それが確定拠出年金iDeCoと呼ばれるもので、簡単に説明すると
自分で作り上げる年金というわけです。
毎月一定金額を支払うことにより、60歳になった時に年金として
お金を受け取ることが出来るという制度です。
毎月貯めたお金を年金として利用するのであれば、貯蓄で問題ない
と感じた方もいるかもしれません。
この確定拠出年金iDeCoが優れていて自分で作り上げる年金と
呼ぶことが出来る理由は、毎月の支払金額は完全に所得控除を
受けられるというところにあります。
老後に備えた貯蓄を所得控除で行うことが出来ます。
つまり、節税効果が期待できる制度となっているわけです。
毎月5,000円と少ない金額からスタートすることが出来ますので
自営業の方で厚生年金に加入したい!という気持ちがある方は
厚生年金には加入できませんが、同様のメリットのあるこちらの方法を
ぜひ行ってみてください。
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