ブラックリストになったが借入が必要ななおすけさんの相談

【相談者】

なおすけ(男性・50歳)

【相談内容】

2年前に任意整理を行ったために、ブラックリストになってしまっております。

昨日母が亡くなりまして、すでに父も亡くなっており、子も私一人なので、葬儀をあげる必要があります。

しかし、任意整理の支払いで苦しい中なので、恥ずかしい話葬儀をあげるための費用すら出せないという状況です。

正直家には「ブラックOK」というDMがあり怪しんでいたのですが、これに頼ることも考えています。

どこかお金を貸してくれるところはありませんか?

【回答】

ブラックリストに入っている状態では借りられません。違法業者にひっかかるかもしれませんのでDMの業者に連絡するのはやめましょう。

実はブラックリストの状態でも市区町村の社会福祉協議会に相談をして、生活福祉貸付というものであれば利用できます。

【解説】

1.ブラックリストとは信用情報に傷がついている状態で借入は普通にできない

まず、そもそもブラックリストというのは、特にリスト化されているわけではなく、信用情報機関という貸金業者が参考にする情報に、延滞・債務整理などの事実を登録することをいいます。

貸金業者は貸付にあたって点数をつけて、貸す・貸さない、いくら貸すということを判断をします。

その判断材料として信用情報があり、ここに登録されている(ブラック)の場合には貸付がされることは基本的にありません。

何社か借入ができるところがあるのですが、その会社と債務整理するときに、債務整理に対しては非協力的な姿勢であることも同時に知られています。

2.DMを送ってくる業者には絶対に借りてはならない

DMでくるようなものには絶対に手をださないでください、それは闇金融の可能性が非常に高いです。

闇金融から借入をすると、知れている連絡先に携帯電話でできる嫌がらせを執拗に行います。

何度も何度も返済を促す電話をするのみではなく、寿司やピザの出前や、救急車・消防車といったものの出動を促す電話をしたりします。

その結果、職場にいられなくなる、親族から信頼を失うなどの結果になります。

3.緊急のもの入りに関しては生活福祉貸付制度を利用する

相談者様の案件のように葬儀や医療費、急な失業などといった事情がある場合については、実は市区町村が行っている生活福祉貸付という制度があります。

受付は市区町村の社会福祉協議会で行うことになっており、実際の貸付をうけるためには多少時間がかかることがありますので、早めに行動をするようにしましょう。

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