同居の妻に知られないで債務整理がしたい電車夫さんの相談

【相談者】

電車夫(34歳・男性)

【相談内容】

私は会社員で既婚者なのですが、お小遣い制となっているため、自由に使えるお金が少ないのです。

会社で結構飲み会があるため、お小遣いでは足りず、こっそり借入をしていたのですが、返済をする目途などなく、すぐに支払えない状態になりました。

そこで債務整理をしてお小遣いの範囲で返済できるようにしたいのですが、同居の妻には決して知られたくないのです。

弁護士や司法書士は上手くやってくれるのでしょうか?

【回答】

いろいろな方法で債務整理の事実を隠す努力はしてくれますので、まずは弁護士・司法書士に相談をしてみましょう。

【解説】

1.借金問題が判明した段階で離婚に至る夫婦はかなりいる

夫婦の一方が、もう一方に内緒で借金をしているような場合に、これがバレたときにはかなりの確率で離婚の危機に陥ります。

そのため、債務整理が必要になった場合でもなるべく同居している人にその事実がわからないようにするのが鉄則となります。

2.弁護士・司法書士に依頼しているのが同居の親族にバレるきっかけは郵送物

弁護士・司法書士に依頼をしている事実が同居の夫や妻にわかるかなりのケースとして、弁護士・司法書士から送られてくる郵送物に起因します。

あまり良いことではないのですが、夫婦の一方がもう一方の郵送物を勝手にあけるような状態の場合には、中身を見られてしまうことになります。

また、いくら「親展」とかいてあっても、自分の夫や妻に弁護士や司法書士という法律専門家から手紙が来ているときには、中身が非常に気になり、普段なら手紙を開けたりはしなくても、これは気になってあけるようなことはよくあります。

同居の親族にバレないコツは、郵送物の管理にあるといって過言ではありません。

3.債務整理専門の弁護士・司法書士は自分や事務員の名前で郵送してくれたり、局留めにしてくれる

債務整理を専門にしている弁護士・司法書士であれば、このような事態になることを重々承知しています。

そのため、弁護士の所属している法律事務所の封筒を使うようなことはせずに、茶封筒などを使った上で、弁護士の個人名のみあるいは事務員の名前のみを記載して郵送物のやりとりをするようにしてくれています。

また、どのような手紙でも開けてしまうというような状態なのであれば、自宅には郵送をせず最寄りの郵便局留めにしてくれたりもします。

きちんと事情を説明しておけばスムーズに債務整理を勧めることができるでしょう。

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