【基礎知識】なぜ元金が減らない?「借入残高スライドリボルビング方式」の計算式と賢い完済のコツ
「毎月ちゃんとお金を
返しているはずなのに
借金がなかなか減らない…」
クレジットカードや
カードローンの明細を見て
疑問に思ったことはありませんか?
その理由を知る鍵となるのが
多くのカード会社が採用している
「借入残高スライドリボルビング方式」
という返済の仕組みです。
今回は
なぜこの方式だと元金が減りにくいのか
その計算式のからくりと
賢くスムーズに完済するコツを
分かりやすく解説します。
借入残高スライドリボルビング方式とは?
名前は少し長く感じますが
簡単に言うと
「リボ払い」の一種です。
現在の「借入残高」の
金額の増減に合わせて
「毎月の最低返済額が自動的に変わる」
という返済ルールのことです。
残高が減ると、返済額も減る
例えば
あるカードローンの場合
このような早見表が設定されています。
・借入残高10万円以下 → 毎月2,000円
・借入残高10万超〜20万円 → 毎月4,000円
・借入残高20万超〜30万円 → 毎月6,000円
もしあなたが
20万円を借りていた場合
毎月4,000円ずつ返済していきます。
そして、順調に返済が進み
残高が「9万9千円」になった瞬間
翌月からの最低返済額は
自動的に「2,000円」に下がります。
一見すると
「毎月の負担が軽くなって安心!」
と思えるかもしれません。
しかし、ここに返済が長期化する
見落としがちなポイントが
隠されているのです。
なぜ元金が減りにくい?仕組みを計算式で解説
返済額が下がるということは
もとの借金である「元金」が
減るスピードも遅くなるということです。
ここで
リボ払いの「利息」の計算式を
確認してみましょう。
利息と元金の計算方法
リボ払いの利息は
以下の式で日割り計算されます。
利息 = 借入残高 × 年利率 ÷ 365日 × 利用日数
例えば
年利18%で「20万円」を
借りていた場合の1ヶ月(30日)の利息は
「約2,958円」となります。
もし毎月の返済額が「4,000円」なら
元金の減りはどうなるでしょうか。
元金返済額 = 毎月返済額 - 利息
つまり、あなたが
4,000円を返済しても
実際の借金(元金)は
「1,042円」しか減っていないことになります。
毎月の負担軽減=返済期間の長期化
さらに残高が減って
毎月の返済額が「2,000円」に
下がった場合を考えてみましょう。
毎月の支払いの大半が
利息の充当に当てられるため
元金がなかなか減らず
結果的に返済期間が長引きます。
これが
「借入残高スライドリボルビング方式」で
借金が減りにくいと感じる
最大の理由なのです。
主な3つのバリエーション
このスライド方式には
細かい計算の違いによって
主に3つの種類が存在します。
1. 残高スライド「元利定額」方式
現在、最も多くのカードローンで
使われているのがこれです。
「元金+利息」を合わせた
毎月の返済額(トータル額)が
残高に応じて変動します。
先ほど解説した通り
利息の割合が高くなりやすい方式です。
2. 残高スライド「元金定額」方式
こちらは、毎月返す「元金」の額が
残高に応じて決まり
そこに「利息」を上乗せして
支払う方式です。
毎月の支払額は変動しますが
元金は着実に減っていくため
返済計画が立てやすいのが特徴です。
(※採用している会社は少ないです)
3. 残高スライド「元利定率」方式
一部のカードローンなどで
使われている方式です。
金額ではなく
「最終借入残高の〇%を毎月返す」
というように、割合(パーセント)
で返済額が決まります。
まとめ:賢くスムーズに完済するには
「残高スライドリボルビング方式」は
手元にお金がなくても
毎月の支払いを安く抑えられる
という大きなメリットがあります。
しかし、仕組みを理解せずに
最低返済額だけを払い続けると
最終的に支払う利息の総額が
予想以上に大きくなってしまいます。
賢く完済するためのコツ
この仕組みを上手に活用する
一番のコツは
「余裕がある時に『繰り上げ返済』をする」
ことです。
毎月の引き落としとは別に
コンビニのATMやネット振込で
1,000円でも5,000円でも
多めに返すことができます。
繰り上げ返済したお金は
「すべて元金の減額」に当てられるため
驚くほど早く返済が進みます。
リボ払いは
計画的に使えば便利なサービスです。
明細の「利息」と「元金」をしっかり確認し
無理のないペースで
賢い完済を目指しましょう。
当ブログはすべてフィクションです
実践は自己責任でお願いします
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